手術できない「ステージ3の肺がん」で東洋医学の専門家が打った手は?

公開日: 更新日:

 鍼を打ちながらの放射線と抗がん剤治療は、考えていた以上の効果をもたらした。

「吐き気や頭髪が抜けるといった抗がん剤の副作用を抑える効果があることを改めて確信しました。ですから憂鬱にならず、気力が養われたことは大きかったです。一般の方にも、入院中は難しいですが、退院後は通院しながら、鍼灸を受けることをお勧めします」

 鍼、放射線、抗がん剤のトリプルで、がんは縮小した。

「たまたま私の場合は、組み合わせが良かったのでしょう。放射線と抗がん剤の治療を終えた後は、週1回の通院で、点滴による免疫療法を続けました。ところがしばらくて仙骨と右脳へのがん転移が発見されてしまったんです」

 実は、がんの縮小に安心して、奥田さんは退院後、鍼をあまり打たなくなっていた。

「右脳には2ミリの脳腫瘍ができていました。それで、ガンマナイフという放射線を1点に集中して当てる権威の医師のクリニックを大学病院から紹介してもらい、2泊3日の入院で1回の照射を受けました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末