子宮頚がん予防…HPVワクチン接種後の不調が生じやすい3つ理由

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 さらに、十分な性教育を受けていない点。

「学校でも家庭でも性に向き合うことなく来たのに、『性交渉で感染するHPVのワクチン』と言われても受け入れ難い。抵抗感を覚え、不定愁訴につながることもある」

 HPVワクチンは、婦人科に限らず、小児科、内科、皮膚科など、どの科でも接種できるが、坂田院長は「女性特有の心身の悩みがライフステージごとにある。HPVワクチンをきっかけに、生涯伴走してもらえる婦人科のかかりつけ医を持ってはどうか」と提案する。

 HPVワクチンで必ず取り沙汰されるのが、副反応。しかし、積極的勧奨差し控えの原因にもなった接種後のさまざまな症状がHPVワクチンと因果関係がないことは、名古屋市の大規模疫学調査、厚労省の全国疫学調査、海外での膨大なエビデンスで証明されている。

「(前述の)思春期世代であることや性教育の問題などもあり、何らかの症状があればしっかり対応するように、医師会からワクチン接種を行う医師に通知されています。私が接種を行った方では筋肉痛、発熱などがありましたが、難しい症状は経験していません」

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