体調不良の原因が不眠にあるとは…土井貴仁さん不眠症との闘いを語る
今では入眠まで基本30分。1時間ほどかかる日もありますが、自分としては大進歩。これまでは不眠症という爆弾を抱えて、何をやるにも不安が付きまとっていましたが、眠れる自信がついたので、今は躊躇なく物事にチャレンジできるようになりました。
睡眠は大事なことです。子供のうちに睡眠の専門医につながっていたら……と思うので、教師や町医者にも睡眠についての正しい知識を持ってほしいと思っています。
(聞き手=松永詠美子)
▽土井貴仁(どい・たかひと) 1990年、京都府出身。幼少期から寝つきが悪く、中学、高校時代に不登校や中退を経験する。大学卒業後に就職するが長続きせず、24歳から「不眠症の認知行動療法」を受け、26歳でほぼ完治。現在は執筆を中心に活動している。著書に「ぼくは不眠症。」(合同出版)、「ベッドにいてはいけない」(弘文堂)がある。