1300万人がちょい漏れに悩み…「過活動膀胱」の対策と治療
「行動療法では特に、膀胱に尿をためる訓練をしてもらいます。トイレに行きたいと思ってもすぐに行くのではなく、しばらく我慢してもらいます。これによって、トイレに行く回数を徐々に減らしていくことができます」
冷えるとトイレが近くなるので下半身を中心に冷やさないようにする。カフェインやカリウムは利尿作用があるので、控えめにする。
「病気への知識を深めることも症状軽減につながります。薬物療法では、薬をやめると理論的には症状がぶり返すはずですが、症状が軽減したままの患者さんもいるのです」
薬は生活に応じて調整できる。
「来週末旅行に行くから」「重要な会議があるから」など、飲むタイミングを決めたり、飲む量を減らしたり、というようにだ。
「過活動膀胱の薬は、飲んだり飲まなかったりしても、効果が薄れるわけじゃありません」
薬を上手に使って、過活動膀胱とうまく付き合っていこう。