著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

音楽を聴きながら計算するとパフォーマンスがアップする

公開日: 更新日:

 偏りがないように女性25人、男性25人の50人。さらには、その男女50人も内向的な学生25人、外向的な学生25人と分けたうえで、被験者である50人に「激しい雨の音」「静寂」「クラシック音楽」を聴いてもらい、難易度の異なる計算(割り算、掛け算、引き算、足し算)をしてもらいました。

 その結果、「静寂」は「クラシック音楽」や「激しい雨の音」を聴いたときよりも計算の精度が低下するだけでなく、レスポンスも遅くなる傾向が分かり、難しい計算問題のときに顕著だったといいます。

 また、内向的な人は外向的な人よりも数学の問題を解くのが常に速いという傾向も見られたそうですが、興味深いのは、外向的な人が「激しい雨の音」を聴きながら計算を行った場合は例外的なスピードを発揮し、内向的な人と同じくらい速く解くことができたそうです。無音よりも音楽が流れている環境、あるいは音がある環境で勉強をした方が、パフォーマンスアップにつながるというわけです。

 音楽には人の感性を豊かにする効果があります。皆さんも、自分の好きなアーティストの音楽を聴くと、きっとテンションが上がるはずです。

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