「AIセラピスト」が若者を自死に追い込む…米心理学会が注意喚起
またAIのモラルの欠如や、見せかけの共感力しか持たないことを問題視する声もあります。
一方、患者が生身のセラピストと対峙することで生まれる人間関係(例えば批判されるのではないかいう恐れ)が一切ないAIに依存する場合もあるといいます。その結果人と関わることが減り、さらに孤独になってしまう可能性も懸念されています。
しかし専門家の中には、もしAIに対するトレーニングが進化すれば、プロのセラピストに代わる能力、または補助的な機能を持ちうると期待する人もいます。こうした主張の背景には現在の深刻なセラピスト不足があります。また対人セラピーが高額で受けられない人が多いという現実も見逃せません。
近い将来、なりすましではない本当のAIセラピストが誕生するかもしれません。