セレブ子弟集まる青学初等部に残る“ボスママ戦争”の後遺症
「三田寛子さんは3人の子どもたちを青学初等部に送り出しただけあって、ママ友の中心的存在だった。といっても、他のママたちを支配するようなボスママとは違う。学校のことで何か困っている保護者がいれば、自分の経験をもとにいろいろアドバイスしたり、手助けをする非常に面倒見のいい方でした」
■ママ友の中心的存在だった三田寛子
三田は京都生まれの京都育ち。子どもが初等部に入るまで青学とは縁もゆかりもなかったが、保護者として学校に登場するようになってからは水を得た魚のようだった。同校の教育方針や雰囲気が彼女のおっとりとした性格にぴったり合っていたのだ。
「見せかけではない真の"ゆとり教育"が青学初等部にはあるのです」と話すのは、前出の校友会関係者。同校では40年ほど前にさまざまな改革を打ち出している。まず、「学校週5日制」の導入。子どもたちの忙しすぎる毎日を憂い、なるべく家庭での時間を大切にしてもらおうという試みだった。公立校が完全な5日制に踏み切ったのは17年前だから、青学初等部がほぼ四半世紀も早かったことになる。なお、大阪市の市立校では7年前から橋下徹市長(当時)の意向で土曜日の授業を再開している。
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