セレブ子弟集まる青学初等部に残る“ボスママ戦争”の後遺症
「初等部における代表的な歌舞伎一家といえば、やはり8代目中村芝翫さんのところでしょう」と話すのは、青学の同窓会組織「青山学院校友会」の関係者。ちなみに、この人物も青学初等部出身だ。
「かつて青学初等部に在学していた芝翫さんは、息子さんたち(橋之助、福之助、歌之助)を3人とも初等部に入れているんです。それだけ母校に対する愛着があるのでしょう。私自身もそうですが、初等部から入ったOB・OGは"青学愛"が非常に強いのです」(同)
■篠原涼子、高嶋ちさ子、井川遥の子供も
青学初等部のセレブネットワークは歌舞伎界だけでなく、芸能界全体に広がっている。子供を初等部に入れる俳優やミュージシャンは数えきれない。サザンオールスターズの桑田佳祐・原由子夫妻(本人たちは大学から青学)、2人の子ども(渡辺大、杏)を入れた渡辺謙、B'zの稲葉浩志と松本孝弘、江口洋介・森高千里夫妻、黒木瞳、本人も初等部OBの高橋克典、市村正親・篠原涼子夫妻、高嶋ちさ子、井川遥……。
そんな中、2000年代から2010年代初頭にかけて、ネットワークの中心にいたのは中村芝翫夫人の三田寛子。花田光司(元横綱貴乃花)・河野景子元夫妻の長男で、お騒がせキャラの自称靴職人・花田優一は長男・橋之助の同級生。また、石井一久・木佐彩子の長男は三男・歌之助の同級生だ。当時、子どもを初等部に通わせていた父兄の一人がこう話す。