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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

“新御三家”海城中学高等学校が取り組む「自ら考える教育」

公開日: 更新日:

■コロナ禍における中学受験戦線の行方

 さて、コロナ禍の中で2021年の中学受験戦線がどうなるかだが、前出・大手学習塾幹部は熾烈な争いになるだろうと見ている。

「不安が増大している分、子どもの将来の安定を求め、中高一貫の上位校に人気が集まるのは必至。特に海城の教育方針を評価する親御さんは多く、偏差値がかなり高くなると予測しています」

 超難関進学校というのは、リベラルな海城のイメージとはあまり合わない気もする。中学受験シーズンがまもなく始まるが、あまり加熱しすぎないように祈るばかりだ。

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