特殊詐欺の「中心地」ミャンマー中国系人身売買の実態…1万人の外国人を監禁、16歳日本人が救出される
「ミャンマーとタイの国境付近は、犯罪組織が拠点を構える上で、これ以上ない条件がそろっている。情勢が不安定で危険なことから一般人は近づかず、身を隠しやすい。軍や警察関係者はワイロで簡単に抱き込めます。バンコクから北西約500キロの距離に位置し、人や物流の拠点になっていて、連れ去りやすい。特殊詐欺は言葉が重要だから、ネーティブの方がだませる。犯罪組織に売り渡す時、日本人はいい値段がつきます。拉致されるとマンションに閉じ込められ、銃を持った見張り役が常に監視。厳しいノルマを課され、達成できないと暴行を加えられる。役に立たないと判断されれば、売春組織に売り飛ばされたり、臓器移植用に人身売買されることもある」(捜査事情通)
本人が知らないうちに海外の犯罪組織に「買い取られる」とは、恐ろしい話だ。