ミラン本田 成否のカギを握る「巨額年俸」と「チーム事情」
今季は4DF―3MF―2トップ下―1トップの通称「クリスマスツリー」の布陣も採用。現地イタリアの各メディアは「1トップにFWバロテッリ。その背後にダブルトップ下として左にカカが、右にホンダが入る」と予想している。
本田不在のアタランタ戦では「MFノチェリーノがカカと並んでトップ下」に入ったが、タイトな守備に四苦八苦。本田もファウルまがいのアタックに気を付けないとボロボロにされる。
「沈思黙考型のアレグリ監督は1、2試合で満足のいくプレーが出来ないからといきなり先発から外したり、そういう荒っぽいことはしない。本田とはじっくりと戦術を話し合い、チームに溶け込むようにサポートしてくれるだろう。しかし、主力にケガ人が続出して、今季は11位に低迷。本田が結果を出さないと周囲からも突き上げられ、いつまでも理解者としてフォローはしてくれない。チームメートに性格的な問題があったり、アジア人を人種差別的に扱うような選手も見当たらない。自己主張の強い本田が、荒くれ男のバロテッリと衝突するという報道も目に付くが、バロテッリは監督やフロント幹部に噛み付くことはあっても、選手同士でいがみ合うようなことは少ない。本田もスムーズに受け入れられる」(マスコミ関係者)