主将・長谷部が「ベンチ休養」でも日本代表に働くプラス効果
3-1の逆転勝利を収めたコスタリカ戦(3日)の試合前、メンバー表にはMF長谷部誠の名前があった。ところが試合が始まると、彼の姿はベンチではなく、観客席にあった。試合後、原博実技術委員長は「疲れが出たので、あえて休ませました。体のケアと右膝の張りを考えてのことです」と理由を説明した。
キャプテンの離脱でボランチは山口蛍と青山敏弘がスタメン出場。試合は青山に代わって遠藤保仁が入った後半、3ゴールを奪って逆転勝ちだ。
前回南ア大会から日本代表は、選手のコンディションをチェックするため、毎日のように血液検査と尿検査を実施。さらにザッケローニ監督体制になってからは、心拍数も測定して疲労の度合いを確認している。別メニューの練習が続いている長谷部、DF酒井高徳の回復具合も、手に取るように分かるという。
果たして4年前からキャプテンとしてチームを牽引する長谷部が、コートジボワール戦に間に合うのか、それとも間に合わないのか? それは今後の経過を待たないと判断できない。たとえ間に合わなかったとしても、個人的には、それほど心配することはないと思う。