WRもスルスル上昇 片山晋呉がマスターズ出場に現実味
「ところが松山英樹が世界ランク上位の活躍を見せてから、賞金王だから招待という慣例がなくなった。だから昨年の賞金王・小田孔明は招待されなかった。ようするにWR50位内という明確な出場基準が出来たのです」(前出の記者)
それにしても片山はいつの間にWRが上昇したのか? 今年初めは105位(中日クラウンズ終了時点)からスタートし、8月のKBCオーガスタに予選落ちすると172位まで急落したが、3日間大会に終わった三井住友VISAで勝って78位。前週のカシオ3位で66位までアップしていた。
「片山にとって3日間で終わった三井住友VISAの勝利がおいしかったですね。マスターズ2勝のB・ワトソンが出場したため大会の格がアップ。日本ツアーは優勝すれば通常16ポイントなのに22ポイントに跳ね上がった。それに最終日が濃霧のため中止になったので逃げ切ることができたわけです」(前出・ゴルフ記者)
片山はマスターズに9度出場して、09年大会で日本人選手最高タイの4位に入っている。切符を獲得すれば10年大会以来6年ぶりとなる。