四球増で不振のSB柳田にチーフ打撃Cが授けた“対策”とは
トリプルスリー男の調子が、なかなか上がらない。昨季は34本塁打、99打点、32盗塁、打率.363と活躍し、年間MVPに輝いたソフトバンクの柳田悠岐(27)。今季は他球団の徹底的なマークに遭い、13日の西武戦で15試合連続四球。86年の落合博満(ロッテ)を抜き、51年の田部輝男(西鉄)に並ぶパ最多記録となった。
「開幕からの連続四球」に限れば、すでに7日のロッテ戦の「11試合」で日本記録を更新。記録を伸ばし続けている。ここまで15試合で22四球。まともに勝負すらさせてもらえず、13日現在、打率.280、2本塁打、5打点。対策はあるのか。藤井康雄チーフ打撃コーチ(53)を直撃した。
――柳田の不振の原因はやはり、四球ですか。
「そうだね。あれだけ勝負を避けられては、仕方ないと言えば仕方ない。特に走者がいない場面だと、徹底的に内角を攻められていますからね」
――相手投手は逃げまくっている印象。ここまで勝負を避けられると、コーチとして「ちゃんと勝負しろ!」と腹が立ちませんか?