ナ最優秀監督受賞 “マエケンのボス”成功に日本人母の献身

公開日: 更新日:

 前田健太(28)のボスとして知られる新人指揮官が、最高の栄誉を手にした。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(44)が15日(日本時間16日)、ナ・リーグの最優秀監督賞を受賞した。ドジャースの年俸総額2億2000万ドル(約240億円)はメジャー2位。サイ・ヤング賞左腕カーショウらスター選手を揃えながら、今季は故障者続出。カーショウを筆頭に、故障者リスト(DL)入りは28人を数えたが、ベテラン、若手と巧みな選手起用でチームを地区4連覇に導いた。マーリンズ・イチローより1歳上と若いため、時には一緒に汗を流しながらコミュニケーションを図り、選手の状態把握に努めたという。

■野茂、石井らに日本食を差し入れ

 沖縄出身のロバーツ監督は、日本人の栄子さん(68)を母に持つ。昨年12月の就任会見では「マイノリティーとして初めての仕事で(球団史上初の非白人監督)、責任は大きい」と話していた指揮官の成功は、栄子さんの存在も無視できない。

 栄子さんは本拠地ドジャースタジアムで試合がある時は、時間の許す限り球場に足を運び、何かと選手たちをサポートした。異国の地で暮らす苦労が分かるからだろう。米国出身以外の選手には、身の回りの世話をするなど、特に中南米出身者には母親のように接したという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭