日馬富士引退でも沈黙 貴乃花親方“陰謀”次なる標的は白鵬
日馬富士(33)の貴ノ岩(27)に対する暴行事件は「横綱の引退」という新たな局面を迎えた。
相撲協会の危機管理委員会は再三、被害者である貴ノ岩の事情聴取を要求しているが、師匠である貴乃花親方(45)がストップをかけて一向に応じる気配がない。
協会員でありながら協会への報告義務を怠ったばかりか、協会の調査も拒否。事実関係の解明が遅々として進まない大きな原因が貴乃花親方にあるのは明らかだが、貴ノ岩が口をつぐんでいる間に臆測が臆測を呼んで騒動は大きくなり、日馬富士は引退に追い込まれた。
そんな中、相変わらず沈黙を守っている貴乃花親方の胸中を何者かが代弁するかのような報道があった。
30日発売の週刊新潮と週刊文春がそれ。週刊新潮は「『貴乃花』停戦条件は『モンゴル互助会』殲滅」「『白鵬』灰色の『十番勝負』を検証した」、週刊文春は「貴乃花が激怒した白鵬の『暗黒面』」の見出しで報じた。
くしくも共通しているのは「貴乃花」と「白鵬」の単語。週刊新潮が文中に「八百長」の文字をちりばめた以外、記事の具体的な中身は割愛するとして、貴乃花親方の怒りが弟子の貴ノ岩を殴った日馬富士ではなく、白鵬に向いている点で共通している。