低迷続くゴルフ石川遼とテニス錦織圭 意外な“共通点”とは
ちなみに、これまでメジャーで成功している主な日本人選手は、以下のように皆180センチ以上ある。
野茂英雄(188センチ)
イチロー(180センチ)
松井秀喜(188センチ)
田中将大(190センチ)
大谷翔平(193センチ)
ゴルフやテニス、野球に限れば、日本人は180センチ以上なければ世界で活躍できないのか。フィジカルトレーナーの平山昌弘氏が言う。
「ゴルフもテニスも野球の選手も、今は確かに170センチ台の身長は小柄な部類です。欧米選手は190センチ以上でもパワーにスピード、柔軟性もある。石川も錦織も真面目な性格で、常にファンの期待に応えようとする。ライバルと対等に戦うためにはどうしても無理をする。石川なら飛距離を欲ばり、錦織ならスピードやスピン量ではないか。問題は身長ではなく、考え方です。パワーやスピードのあるトップ選手たちにつられるかのように、他人モードのプレーが心と体に緊張を生む。筋肉が硬くなり、故障につながり、思うような結果が出ない。イチローが大きなケガがなく、大記録をつくれたのは他人の目や評価を気にすることなく自分モードに徹してきたからです」