ヤクルト山田“残留”の代償…エース流出不可避で来季も苦境
最下位に沈んだ課題は投手陣
入団8年で75勝(59敗)を挙げている小川はセ・パ複数球団からその動向を注視されている。ここ数年は2ケタ勝利から遠ざかっていたものの、今季は20試合に先発して10勝8敗(防御率4・61)と復活。8月のDeNA戦では史上82人目となるノーヒットノーランを達成した。
「巨人や地元・愛知の中日、日本ハム、楽天などが小川獲得に名乗りを上げるとみられている。山田に40億円、年俸3億4000万円の38歳ベテラン青木とも新たに複数年契約を結んだヤクルトが条件面で小川争奪戦に勝つのは難しい」(前出のOB)
2年連続で最下位に沈んだヤクルトの課題は一にも二にも投手陣。山田残留は大朗報だが、引き換えにエースが流出しては、来季も苦しい。