感染拡大の沖縄“新庄大フィーバー”を警戒!有観客キャンプ開催濃厚に「強い懸念」の声
沖縄県でキャンプを行う球団には新庄剛志監督(49)が率いる日本ハムも含まれている。野球ファンの枠を超えて日本中が新庄フィーバーに沸いている今、ビッグボスの姿を一目見ようと、多くの人が球場周辺に押しかけることが予想される。
「個人的には、オミクロン株への対応は現行のコロナ対策では不十分に感じます。県ではイベントの入場者などにワクチン接種歴やPCR検査の陰性証明などを求めたりしていましたが、オミクロン株はワクチンが効きにくい。しかも、県外からはたくさんの観光客が来るでしょう。これには強い懸念を覚えます」(前出の職員)
とはいえ、県内の産業の8割以上が観光や商業などの第3次産業で占められる沖縄県にとって、プロ野球キャンプは金のなる木だ。同県の文化観光スポーツ部スポーツ振興課の職員はこう語った。
「りゅうぎん総合研究所が発表した資料から分かるように、プロ野球キャンプはとてつもない経済効果があります。2020年は121億6800万円でした。それが無観客だった昨年は23億6600万円に。だから、個人的には有観客でやってほしいと思っていますが……」
5日、斉藤惇コミッショナー(82)は現状を踏まえつつも、「(キャンプは)できるだけお客さんに無制限で入っていただいて、粛々と開催させていただけたら」と話した。
2年ぶりの有観客開催は沖縄県にどんな影響を及ぼすのかーー。