大谷が封印中の「新球取得」に着手!リスク承知の異例の試みに透ける思惑

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■守護神、セットアッパー3人が出場停止、故障離脱

 日本時間29日のホワイトソックス戦はトラウト(23号)、大谷(17号)のアベック弾もあって3点を先制しながら、リリーフ陣が打ち込まれて4-11と大敗。開幕当初こそ好調だったリリーフ陣は5月中旬以降、安定感を欠き、6月の月間防御率は4.13(リーグワースト5位)、同被本塁打16はリーグワーストだ。

 ただでさえ不安定な救援陣に、27日のマリナーズ戦の大乱闘が追い打ちをかけた。乱闘に加担したとして守護神イグレシアス(2試合)、セットアッパーのワンツ、テペラ(ともに3試合)の計3人が出場停止。さらに勝ちパターンで起用されてきた右腕ブラッドリーが乱闘の際に転倒し、右肘を骨折して15日間の負傷者リスト入りした。大谷が完封でもしない限り、自身もチームも白星を得られないような状況なのだ。

 大谷がリスク承知で新球習得に精を出すのは、チーム事情ともリンクしているといえそうだ。

 その大谷は30日のホワイトソックス戦に7勝目(4敗)をかけて「3番・DH」で先発登板。初回の投球は2安打無失点、打席は四球で出塁。

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