二軍監督だった岡田彰布に星野仙一監督と“NHK入り”を勧めた背景

公開日: 更新日:

 オリックス元監督の仰木彬さんから「野球人はユニホームを着てナンボや。脱がん方がええ」とアドバイスされたというのだ。仰木さんは現役時代の岡田二軍監督をオリックスに引っ張り、現役晩年やオリックス二軍助監督兼打撃コーチ時代の師匠でもある。

 岡田二軍監督は翌03年から星野監督のもとで一軍内野守備走塁担当として三塁ベースコーチを務めることになった。

 それから20年の間にさまざまな経験を積んだ。

 03年オフ、健康問題で勇退した星野監督の後を受けて一軍監督に。2年目の05年にはリーグ優勝を果たす一方で、挫折もいくつか経験した。

 ひとつは08年、一時は13ゲーム差をつけていた巨人に逆転されて優勝を逃し、責任を取る形で監督を辞任したこと。もうひとつはオリックス監督時代の12年。5位、4位ときて3年契約の3年目だったこの年、チームは最下位に低迷。当初はシーズン終了をもって退任する方針だったものの、事態は急変。最下位が確定した9月25日に、来季を見据えたスタートをいち早く切りたいとの理由で休養させられたのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動