著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

米大統領選とメジャー公式戦での始球式 トランプはやらずに落選、バイデンは…

公開日: 更新日:

 バイデンは副大統領時代の2009年に行ったものの、大統領就任後は始球式の実現に至っていない。マウンドに行くまでの間に転倒したり投げた球が力なく転がったりすれば、81歳という年齢による健康問題への懸念を加速させかねない。

 もっとも、トランプが20年の大統領選挙で敗北したのは、始球式を避け続けた結果ではなく、大統領としての実績や選挙中の公約が有権者に支持されなかったからである。

 とはいえ、「予備選でこの州を取った候補が勝つ」「ここまで獲得した代議員数がこれだけだった候補は敗れる」などといわれるように、大統領選挙ではスポーツ以上にさまざまな縁起担ぎが見られる。

 それだけにバイデンがトランプと同様に始球式を行わない場合、当選の可能性がどのような影響を受けるのか。あるいは満を持して今季はいよいよマウンドに姿を現すのか。

 選挙戦そのものに劣らず、「現職大統領の始球式」への注目が集まる。

  ◇  ◇  ◇


 大谷の結婚相手は現時点で「日本人」ということしか公表されておらず、いまだ謎に包まれている。日本ならば妻がこのまま表舞台に立たないことは珍しくないが、米国は事情が異なるようだ。特にドジャースでは奥様会があり、これまでにも美人妻たちによるファンションショーや慈善活動、レッドカーペットなどがあったように、新妻公表は時間の問題とも言える。

●関連記事【新妻公開待ったなし!】…ではそれらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造