大谷が10戦ぶり1発、復調気配の14号2ラン 本塁打争いは1位ブ軍オズナに2本差
ドジャース・大谷翔平(29)のバットから快音が響いた。
日本時間30日、敵地ニューヨークでのメッツ戦に「2番・DH」で出場し、2点リードの八回、救援右腕ロペスの甘く入った変化球を見逃さず、左中間スタンドに叩き込む14号2ラン。18日のレッズ戦で13号を放ってから前日まで今季ワーストとなる9試合、41打席ノーアーチと遠ざかっていたが、10試合ぶりの一発はメ軍の本拠地シティフィールドで自身初本塁打。これで自身が持つ日本人単独最多を更新する26球場目となった。
大谷は17日のレッズ戦で牽制球を太ももに当てられて打撲を負った。全力疾走を控えるなど、下半身の不調は打撃にも悪影響を及ぼし、直近9試合で37打数7安打の打率.189と絶不調。本塁打王争いのライバルで29日のナショナルズ戦で16号を放ったブレーブス・オズナに一時、独走を許していた。
この日の試合前、「以前よりもボール球の見極めが良くなっている」と復調気配を口にしていたロバーツ監督の期待に応える一発となった。
昨季は6月に自己最多となる月間15本塁打をマーク。得意な6月を前に大谷が調子を上げてきた。
パドレス・ダルビッシュ有(37)はマーリンズ戦で3回を6安打3失点(自責2)で3敗目(4勝)を喫した。