大谷の「左翼守備」前倒しに現実味…ドジャース投壊で「DH問題」は輪をかけて深刻に
外野手用グラブでキャッチボールや投手リハビリ
打撃好調の大谷をラインアップから外さず、なおかつ他の主力をDHで交互に休ませながら起用し続ける方法はただひとつ、大谷を守備に就かせることだ。
ロバーツ監督は9月に大谷を左翼で起用する可能性を示唆している。
本人も、手術した右肘に問題がなければ、左翼を守るつもりでいる。外野手用のグラブを使ってキャッチボールや投手としてのリハビリを行っているのも、事前の準備が大切と考えているからだ。
とはいえ故障者続出による投手陣の乱調は想定外。
これまで以上に打線でカバーする必要に迫られれば、大谷の左翼守備が9月以前に前倒しされる可能性は現実味を帯びてくる。
大谷がメジャーで外野を守った経験は、21年シーズンに左翼で1イニング、右翼で7イニング3分の1だけ。右肘手術明けのリハビリ中であることを考えたら、不慣れな左翼守備に故障リスクが伴うのは言うまでもないが──。
◇ ◇ ◇
ただ、深刻な投壊はメリットもある。大谷の三冠王獲得に追い風となりそうなのだ。いったいなぜか。
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