<61>下半身が沈み、足先がプールの床に
放課後、桃地は望月をプールに呼び出した。
水着になってくれるまで時間がかかった。望月は怪我をしているだのなんだの理由をつけるも、最終的にはちゃぽんとプールに入った。
「泳いでみろ」
「えっと。型は」
「得意なのでいい」
「何メートル泳げばいいです…
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