J・フォスターも…人工授精で露骨になる女性の「精子選び」
■教育レベルや専門分野も選べる
当然、そうした女性は、理想の子供を授かるための精子選びに熱心だ。
「人工授精により女性の精子選びはより露骨になっていますね。例えば人工授精が盛んな米国では精子バンクがいくつもあり、ネットで精子提供者のさまざまな情報を見ることができます。具体的には人種、身長、血液型、職種、肌、目、髪の毛の色、教育レベルや専門分野などです。なかには精子提供者の子供の頃の写真を公開することで人工授精でできた子供のイメージをもちやすくしているケースもあります。希望者はその中から自由に精子を選ぶことができるのです」
実際、全米屈指のインテリ女優、ジョディ・フォスター(51)が未婚のまま出産した2人の男児は人工授精のたまものといわれるが、精子は「ブロンドで知能指数の高い白人」をリクエストしたといわれている。
実は、米国の精子バンクのこうした精子提供者の情報は、日本でも手に入れることができ、実際に精子を依頼することもできるという。
「最近は生まれてくる子供の容姿を気にしてか、ハーフっぽい子供を欲しがる傾向があります。ただし、実際に精子バンクの精子を手に入れるには費用以外の条件があります。米国から送られてきた精子を確実に子宮内に送り込むことができる、医師の承諾書が必要になるのです」
ちなみに、米国の精子バンクから頭脳明晰な男性の精子の提供を受けて子供を産んだ女性のなかには、望み通りの子供を得たケースもあるが、自閉症となり、子育てに苦しむ場合もあるという。