市販薬か要治療か? あなたの「頭痛」見極めのポイント
■医師に伝えるべきは6項目
専門医を受診した場合、何を伝えれば適切な頭痛治療を受けられるのか?
間中院長が挙げるのは次の6項目だ。(1)どんな痛みか(2)どこが痛いか(3)いつ頃から始まった頭痛か(4)頭痛の頻度(毎日~月に何回)(5)どのような時に痛くなり、どのようにすれば楽になるか⑥服用している薬。
(1)は「1分以内に最大の痛みになる」「ドクンドクン、ズキンズキン」「ズキッ、ズッキーン」「ギューと重苦しい」などを伝える。
「医者から質問をしても、患者さんは『いきなり聞かれても分からない』と戸惑う。6つの項目は、事前にメモするなどして答えられるようにしておくべきです」
慢性頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3種類がある。このうち人数が多く、市販薬で対処しきれず日常生活に支障が出るほど症状の程度が強く、頻回なのが片頭痛。間中院長によれば、慢性頭痛患者4000万人中840万人は片頭痛患者で、そのうち74%は頭痛による生活支障度が高い。一方、片頭痛患者の70%は医療機関を受診したことがないという。