著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

皮膚がん治療に年80億ドル NY市が打ち出した“苦肉の策”は

公開日: 更新日:

 ニューヨーク近郊のビーチやプールは、5月末のオープン以降、連日多くの人で賑わっています。そんな中、ニューヨーク市がビーチやプール、公園に「無料の日焼け止めディスペンサーを設置する」計画を発表しました。

 アメリカ人が最も多くかかるがんの第5位が皮膚がんです。特に「メラノーマ」と呼ばれる皮膚がんは、発生率は低いものの死亡率が高いために恐れられています。そして、アメリカではこのメラノーマの患者がここ40年で3倍に増加しました。

 メラノーマは、肌の紫外線への過度の露出が大きな原因です。オーストラリアやニュージーランドなど赤道に近い国で最も多く発生していて、肌の色が薄い白人が発症するリスクが高い。アメリカでも白人の間で発生が増加していて、その理由として「アウトドアスポーツが盛んになり、さらに日焼けマシンの使用が増えた」ことが指摘されています。

 自治体や学校、メディアでは「ビーチや公園などで日光を浴びる時はもちろん、街の中でも日焼け止めを使用するように」と呼びかけています。今回はそれを一歩進め、無料の日焼け止めを設置し、手軽に利用してもらおうというのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出