がんよりも怖い 「急性心筋梗塞死」から逃れる3つの方法

公開日: 更新日:

 ただ、地域によって救急医療の体制が不十分なところがあるのは知っておいた方がいい。搬送が遅れることで治療に支障をきたし、言語障害や半身不随など重い後遺症を残してしまうこともある。14日以内死亡率が20%を超える病院もある。

 予防として、日頃から心筋梗塞のリスクを高める「生活習慣病」(高血圧肥満等)の治療、「暴飲暴食のストップ」「バランスのとれた食事の摂取」に励むのは当然だが、重要なのは狭心症を治すことだ。

「血管が狭くなり、心筋に血流や酸素が送り込まれなくなって発症する『狭心症』は2通りあります。動脈硬化で冠動脈の内腔が狭くなり、坂道や階段など心臓に負担がかかると起きる『労作性狭心症』と、睡眠中や安静時に突然、冠動脈がけいれん発作を起こす『冠れん縮性狭心症』です。急に前者の症状が出たり、回数が増すと、『不安定狭心症』と呼ばれ、『心筋梗塞』に移行する可能性があるのです」

■1分以上続く不穏な胸の痛みがあれば病院へ

 狭心症は締め付けられたり、チクチクするような胸周辺の痛みを伴うが、我慢してはいけない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」