肺がん<3>「主人は“なぜだ!”と叫び、憤慨していました」

公開日: 更新日:

■病気の知識は何もなかった

 夫は翌日から、たばこを吸うときはジャンパーを羽織って外に出るようになったという。

 橋本さんは今年の正月が明けると、総合病院からの紹介状を持って「国立がん研究センター」(東京・築地)を訪ねた。

 担当医から今後の治療方針について次のように説明される。

「がんは、もう外科的治療が難しいほどに進行しております。最初、抗がん剤治療を行い、その後、放射線療法という併用治療を行っていきましょう」

 1月初旬から3週間入院し、抗がん剤治療を受けた。

 入院前、近所に住むがん治療経験者に会っていろいろなアドバイスを受けた。

「皆さんが経験したほど私には抗がん剤の副作用がなかったことに喜びました。髪が抜けるとか、食事ができないとか、痩せるとか、それがなかったのです」

 3週間の抗がん剤治療を受け、支払った治療代金は個人負担で約20万円だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭