“第3のミルク”として注目 アーモンドに4つの健康メリット
世界中で健康効果の高さから注目されているのがアーモンド。水を加えて攪拌しミルクのようにしたアーモンドミルクも、牛乳、豆乳に続く“第3のミルク”として話題だ。10年前からアーモンドの研究を行う慶応義塾大学医学部・井上浩義教授に話を聞いた。
井上教授がアーモンドに関心を持ったきっかけは、糖化の研究。
糖化とは、血中で過剰になった糖と、身体の細胞や組織をつくるタンパク質が結び付き体温で熱せられ、強い毒性を持つ物質ができること。老化を進め、脳卒中や心筋梗塞、骨粗しょう症などさまざまな病気を引き起こす。
早い段階で対策を講じれば、それらを回避できる。
「6000ほどの食品サンプルを集めて抗糖化作用が高いものを調べたところ、アーモンドは上位100位。この中から日常的に食べやすく、調理せずに済む(=継続率が高くなる)ものを選ぶと、該当したのがアーモンドでした。それ以来、研究の傍ら、毎日摂取しています」
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