“第3のミルク”として注目 アーモンドに4つの健康メリット

公開日: 更新日:

 アーモンドの健康ポイントは、大きく4つ。

 1つ目は、前述の抗糖化作用だ。井上教授は人間の組織に近い鶏皮を用いて実験。糖溶液とタンパク質溶液を入れた試験管に、片方はアーモンドミルク抽出液、もう片方は標準溶液を加え、各試験管に鶏皮を漬け、80度で15分加熱。すると、標準溶液では鶏皮の水分が抜けて硬く褐色になったが、アーモンドミルクの方は水分、弾力が保持され、色の変化が少なかった。つまり、アーモンドミルクの抗糖化作用が明らかに確認できた。

 2つ目はLDL(悪玉)コレステロールの低下だ。

「アーモンドの34%がオレイン酸という一価不飽和脂肪酸で、LDLコレステロールを下げ、HDL(善玉)コレステロールを下げない。冠動脈疾患予防効果が期待できます」

 3つ目は抗酸化作用。ゴマの300倍も含むビタミンEが、体の老化を防ぎ、抗糖化作用と同様、さまざまな病気を防ぐ。

 4つ目は体重減少。

「豊富な食物繊維が便通を改善し、脂肪分などの排出を促す。男女平均26歳の19人に毎日25粒アーモンドを食べてもらったところ、3カ月目くらいから効果が出始め、6カ月で平均2.9キロ減少しました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動