「タイミング法」を試すなら朝方に愛のあるセックスを
女性の月1回の排卵に合わせてセックスをする「タイミング法」。女性が35歳くらいまでであれば、とりあえず半年くらい試してみるといい。しかし、妊娠率を高めるにはコツがある。
不妊治療専門施設「はらメディカルクリニック」(東京都渋谷区)の原利夫院長が言う。
「自然妊娠を目指して努力することはいいのですが、タイミング法を始めると『子作りのためのセックス』を意識してしまって、かえって性交回数が減ったり、やる気をなくしたりする男性が非常に多い。何より妊娠に一番効果があるのは『愛のあるセックスを楽しむ』ことだということを忘れないでください」
排卵日の5日前から妊娠のチャンスは訪れるが、それに合わせて月1回セックスをすればいいという考えは間違い。従来の性生活(週2~3回)を楽しみながら継続した上で、さらにタイミング法を加えるという考えを持つことだ。
タイミング法に合わせて、1カ月間射精をせずに精子をため込んでいた方がいいという考えも間違い。
精子は出さないでいると劣化する。週2~3回射精していれば、常に新鮮な精子が作られている状態になる。