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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

認知症予防が可能に…カギはデンマークの10万人対象調査

公開日: 更新日:

 デンマークで10万人を対象にした認知症に関する論文が発表され、注目が集まっています。

 掲載されたのは、「カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル」。調査はコペンハーゲンで2003年から15年の間に行われ、被験者のライフスタイルに関する問診、健康診断、血液検査が実施されました。

 その結果、被験者の年齢と性別、そして認知症と高い相関関係を持っているとみられるアポリポタンパクE遺伝子の有無を組み合わせることで、向こう10年間の認知症のリスクを知ることができるとしています。なお、アポリポタンパクE遺伝子は、脳細胞にとって有害な線維状のタンパク質βアミロイドの蓄積をもたらすと考えられている遺伝子です。

 論文では、10年以内に認知症になるリスクは60歳の女性7%、男性6%。70歳の女性16%、男性12%。さらに80歳以上になると女性24%、男性19%というデータも掲載されています。

 今回の調査に携わったコペンハーゲン大学のルース・フリック・シュミット博士は、「特にリスクが高い人をターゲットにした予防治療への第一歩になる」とコメント。

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