スタレビ根本要さん語る脳梗塞で入院1週間 “偽装”の噂まで
救急の窓口で「お電話の方ですね」と迎えられ、そのまま血圧、心電図、MRI検査をしました。で、検査室からストレッチャーに乗せられて出てきたら、医者が神妙な面持ちで「ご家族の方はいらっしゃいますか?」っていうわけです。
もう、「エーッ!?」ですよね。脳血管に微小な塊が見つかったらしいんです。すぐに「入院が必要です」ってなって、「じゃあ、日程をスタッフと相談して……」と言ったら、「いや、このまま入院していただきます」と告げられました。また「エーッ!?」ですよ。
脳梗塞は症状が出てから24時間が一番危ないということで、頭を持ち上げることもできないまま、翌日まで集中治療室で寝かされました。
頭の中では、入院がツアーにずれ込んでしまうかもしれないという心配と、脳の病気を持っていたんだという現実、それから“この病院の看護師さんは、みんなすごく可愛い”という3点がグルグル回っていました。
実際、看護師さんたちは激務の中でも優しくて「本当にすごい」と感動しました。だからこそ、何が嫌だったかって“オシッコ”ですよ。「トイレに行きたい」と言えば、てっきりトイレまで連れていってくれるのかと思ったら、スッと尿瓶を渡されるんです。経験がないですから、なかなか出ないし、出たら出たで我慢していた分、止まらない。止まったらそれを可愛い看護師さんに渡さなくちゃいけない……。恥ずかしいですよ。でも、もう最後は覚悟を決めて「入院とはこういうことなんだ」と開き直りましたけどね(笑い)。