東京の飛散量は3倍…「かぶれ・かゆみ」は花粉のせいかも

公開日: 更新日:

 男性は女性より比較的皮脂が多く、保湿力が高いが、中高年でかさついてきたら要注意。

 ほかの病気や生活の乱れなどで顔に炎症やかぶれなどができていると、なおさらだろう。

「『この時季だけ顔がかゆくなる』というような人は典型ですが、目の症状がそれほど強くないと、患者さんは花粉症と結びつかず、何年か経って受診されることがあります。そういう方はアレルギーの原因を調べる検査をして、ダニやホコリなどほかのアレルギー反応を示さず、スギに反応していたら、花粉症と診断。治療は、鼻炎が主症状の花粉症と同じで、抗アレルギー薬を服用すること。その上で、症状に応じた治療や保湿が大切です」

 花粉が肌トラブルの原因だから花粉皮膚炎。その対策は、どうすればいいのか。

「真っ赤なかぶれが広がっているような方は、まずかぶれの炎症を抑えることが第一。場合によってはステロイド剤が必要なこともあります。それが落ち着いたら、症状が軽い人と同じようにワセリンなどの保湿剤を塗って、花粉が皮膚に接触できないようにする。唇が荒れていると、唇がかゆくなりやすい。そういう時は、リップクリームを使うと効果的です」

 男性の場合、注意したいのはひげそりの後。カミソリなどの刃で皮膚表面の角質がそり落とされているため、バリアー機能が失われている。アフターシェーブローションや保湿剤でしっかり保湿しないと、ノーガードで無数の花粉と向き合うことになるので要注意だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」