GW明けは要注意 帯状疱疹になると脳卒中リスクが3倍に
GW10連休もいよいよ終わる。
歴史的な連休を満喫すべく仕事を頑張ったはいいが、疲れをためたまま連休に突入してハッスルしすぎて、連休明けに体にぷつぷつと湿疹が……。実は、帯状疱疹ができやすい時季なのだ。聖路加国際病院内科名誉医長で、「西崎クリニック」院長の西崎統氏に聞いた。
「帯状疱疹を起こすウイルスは、水ぼうそうと同じです。そのウイルスは水ぼうそうが治ってからも、神経の奥に潜んでいます。病気になったり、免疫力が低下したりすると、それが再び活性化して、皮膚に感染し、赤い湿疹や水疱が神経に沿って帯状に現れます。それが帯状疱疹で、20代と50代が発症のピーク。連休後や年末などに発症しやすく、特に中高年は、免疫力の低下でこじれやすいので要注意です」
■予防のサインはピリピリ、チクチク
ピリピリしたような違和感から始まって、赤い湿疹ができ水疱に。それが破れて、皮膚がただれ、やがて治るというのが、発症からの流れ。その間、痛みは続くが、ごく軽い人から眠れないほど激しいものまでさまざまだ。