“食べていないのに太る人”は食べていないことが原因だった
「食べていないのに太る」と思っている人は、「痩せるために食べていない」ことが原因かもしれない。
「ダイエット中に1日の食事を何度か抜く方がいますが、そういった〝プチ断食〟は一時的に体重を落とすだけで、その後はかえって太りやすくなります」
こう言うのは、横浜創英大学名誉教授で管理栄養士の則岡孝子氏。理由としては、まず筋力が落ちることによる基礎代謝低下。基礎代謝が高い人はじっとしていても痩せやすく、一方で低い人は少ししか食べていないのに太りやすい。
次に、身体が「空腹」の危険信号を出してしまうこと。生命を維持しようと脂肪を作り出すため、食べなくても身体に脂肪がつく。
「プチ断食より、毎日選んでいる食べ物から見直していく方が、よほどダイエットに役立ちます。ぜひ取っていただきたいのは、タンパク質。筋肉を作り、基礎代謝を挙げてくれます」(則岡氏) 大豆・大豆加工食品、魚、肉を軸に献立を考える。糖質制限は長続きせず、リバウンドの原因になるので、ご飯も、量は控えめであるものの、ちゃんと食べる。