「皮膚=肌」手入れの基本は石鹸を泡立て手で軽くこする
洗い過ぎて皮膚のバリアー機能が壊れると、刺激性皮膚炎や悪玉の常在菌(黄色ブドウ球菌など)の増殖によって、かゆみや炎症、痛みなどを引き起こす原因になる。
アトピー性皮膚炎の場合も、バリアー機能が壊れ、皮膚常在菌のバランスが崩れていることが明らかになっているという。
■低刺激性のボディーシャンプーを
お風呂好きな人でも、極端な長湯は禁物。「水炊き鍋」と同じで、湯船に漬かっている時間が長いほど皮脂が取れてしまう。夏なら「カラスの行水」で十分という。
肌がカサカサして乾燥肌の疑いがあれば、使うボディーシャンプーは低刺激性のものを使うようにするのがいい。今は皮脂を減らさないような市販シャンプーも売られている。
お風呂から出たら、体についた水分や汗は十分にふき取り、エアコンや扇風機などの風に直接当たらないようにする。できれば乾燥しやすい肌の部位は、保湿剤やクリームを塗る習慣を続けた方がいいという。