作家の篠田節子さん ブラジャーのシミで乳がんが発覚して…

公開日: 更新日:

■全摘して8カ月後に再建手術

 前述の通り、その場の勢いもあって乳房再建を選択したので、乳房切除と同時にティッシュエキスパンダーという組織を伸ばすための装置を埋め込みまして、8カ月後に再建手術をしました。

 再建後はかゆみに悩まされました。人工乳腺バッグ(シリコーンインプラント)が胸の中で固定されるまでテープで持ち上げていなければならず、皮膚がかぶれるのです。とはいえ、放射線や抗がん剤治療はせずに済んだので助かりました。

 現在はホルモン療法を継続中です。再発予防のために女性ホルモンをカットする治療ですので副作用もあり、骨粗しょう症になりやすいというのもそのひとつ。適度な運動がいいらしいので、私は趣味の水泳に加えて階段を意識して使うようにしています。特に階段下りがいいみたいですよ。

 3カ月に1度、検診に行って、右胸の経過観察とともに左胸やほかの臓器への転移がないか診てもらっています。寒さや体調によっては患部にシクシク痛みが出ますが、特別心配はしていません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…