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小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

30年間つらかった…経験者だからわかる性交痛のこと

公開日: 更新日:

 女性であれば、ほとんどの人が体験している初体験の時の痛み。私はその初体験の時の痛みが48歳まで続いた人でした。パートナーが変わっても、相手の性器のサイズが変わっても、痛みの度合いはさほど変わりません。プライベートな悩みであったため、他人に相談できない。勇気を出しいろんな婦人科に行っても気の持ちよう、そのうち慣れると言われ、帰されることの繰り返し。

 そんな実体験から性交痛に関して興味を持ち始め、性の健康に関連する学会、セミナー、勉強会などで学び始め、かれこれ10年以上になりました。実は私は、12年前から潤滑ゼリーの輸入販売会社を経営しています。しかし、自分が性交痛を持っていることを公表できたのは、ここ数年です。ゼリーの販売は偶然、友人が持ち込んだ企画がきっかけで、私の性交痛とは全く関係なく始めましたが、この仕事を長年していても口に出しづらい悩み。一般女性だったらなおさらでしょう。

 性交痛という痛みは特別です。まず、痛いところは急所。男性もペニスを何かにぶつけた時の痛さは筆舌に尽くしがたいものがあるかと思いますが、女性器の性交痛も同様です。

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