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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

ダメばかりは長続きしない 悪いことを重ねないが重要

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■自分ができる範囲で対策を

 また、A子さんは基礎代謝基準値が25・5で、30~49歳の21・7を上回っています。筋肉が多いために基礎代謝量が高く、じっとしていても痩せやすい。

 好きなものを好きなだけ食べているように見えるA子さんですが、体形維持、というより健康維持のために、A子さんは「悪いことを重ねない」を心掛けているそうです。糖尿病など生活習慣病になって、お酒と食の楽しみを奪われたくない。だから、できる対策はする。具体的には、酔っぱらってシメのラーメンを食べたり、食後に行ったスナックやバーではお通しやつまみを食べない。

 コース料理のデザートは、店の人に頼んでパス。日々の朝食と昼食は軽いものにし、「昼に揚げ物」「昼に一品もの(丼や麺類だけ)」なんてことは絶対にせず、基本は定食でご飯少なめ。間食はなし。

 数少ない自宅での食事の日は、豆腐、大根おろし、作り置きしている鶏の胸肉で作ったハムや野菜の煮物、刺し身などあっさりしたメニューにする。毎朝ジムに通い、有酸素運動と無酸素運動を日常的に行う。体重、BMI、体脂肪率は定期的にジムでチェックし、変動したら食事量を減らすなどすぐ対応する。結果、毎年の健康診断では、肝機能も含めてすべての数値が良好。

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