骨<下>骨折で寝たきりにならない栄養・運動・睡眠のコツ

公開日: 更新日:

 日光浴は、夏なら木陰で30分ほど、冬は日なたで1時間程度当たるのがいい。日焼け止めクリームを塗ると紫外線を吸収しないので、少なくとも手には日焼け止めを塗らないようにする。屋内でガラス越しに日光浴しても紫外線を十分に吸収できない。窓を開けるか、屋外に出て日光を浴びるようにしよう。

 運動はどのようなメカニズムで骨を強くするのか。

「骨には重力を感知するセンサーがあり、感知した骨細胞が新しい骨を作る指令を出し、カルシウムを呼び寄せます。その指令により破骨細胞が古い骨を壊し、新しい骨を作る骨芽細胞が活性化してカルシウム沈着が促進され、骨密度(骨量)が上昇します。ですから宇宙飛行士が無重力の宇宙にいると、地球上にいるときの10倍の速さで骨密度が減るといわれます」

 骨を強くする運動は、「骨に刺激を与える運動」で週3回、1回30分くらいの頻度でやるといい。具体的には「ウオーキング」、階段や踏み台を使った「昇降運動」など。きつければ休みながらでもいい。健康な人なら縄跳びなどの「ジャンプ」、「四股踏み」なども効果的だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇