アジア風邪は150万人が亡くなる20世紀2度目のパンデミック

公開日: 更新日:

ワクチンが開発され抗生物質で抑制

「1968年の香港風邪は、アジア風邪と同じように各国への感染拡大は早かったものの、致死率も低く、過去のパンデミックのような爆発的なアウトブレークは起こしませんでした。理由は、前年の季節性インフルエンザとウイルスの型が似ていたため、そのときに得た免疫により身を守れた人が多かったと考えられています」(林雅之院長)

 ちなみに、1977年のソ連風邪、2009年のパンデミック・インフルエンザでは、1918年以前に生まれた人が感染してもスペイン風邪に罹患して抗体が体内に作られていたため、重症患者や死亡者は少なかったといわれている。

 今回の新型コロナウイルスも流行が広まって多くの人が抗体を持つようになれば、「はやりの風邪」のひとつになっていく。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動