朝の体のこわばり、関節の痛みや腫れはリウマチの初期症状

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 リウマチの薬には、消炎鎮痛薬、ステロイド、抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬がある。最初に使う薬として世界的に推奨されているのは抗リウマチ薬のメトトレキサート。3カ月を一つの目安として使う。効果不十分な場合は、ほかの抗リウマチ薬に変更するか、生物学的製剤やJAK阻害薬を追加。それでも効果不十分なら、別のメカニズムの薬に変更する。例えば、生物学的製剤からJAK阻害薬に変更したり、メカニズムが違う別の生物学的製剤に変更するなど、だ。

「効果が良ければそのまま継続し、症状が安定した段階で薬の量を減量したり、注射や飲む間隔を空けていきます。減量や間隔を空けても良い状態が続く場合は、生物学的製剤やJAK阻害薬はゼロにし、メトトレキサートだけで症状をコントロールできる可能性も生まれてきます」

 リウマチは家系に患者がいると、なりやすさが伝わる場合もある。しかし、より発症に影響しているのは環境要因だ。環境要因に気を付けることで予防できないか世界で検討されている。

「発症に関係する因子としては、喫煙(副流煙も含む)と歯周病です。たばこはお勧めできませんし、歯のケアもきちんとやってもらいます」

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