筋肉<下>インターバル速歩で誰でも何歳からでも10歳若返る
「速歩き3分、ゆっくり歩き3分、1日30分、といった時間はあくまで基準なので厳密に守る必要はありません。私たちの研究の中で、1週間のうちに合計で『120分以上のインターバル速歩』ができれば、確実に効果が出ることが実証されています。3分の速歩きがきつければ、1~2分から慣らしていって『週合計60分の速歩き』を目指せばいいのです。一番大切なことは継続です」
たとえば、平日は仕事で忙しければ「土・日に1時間ずつ歩く」、通勤や休み時間を使いたい場合は「10分間を1日3回(朝、昼、晩)、週4日行う」、1週間に1日で済ませたければ「2時間歩く」といった具合に、自分のスケジュールや体力に合わせて時間配分を変えればいいのだ。
きちんと効果を出すためには、次の2つのポイントのメリハリをつけることを意識して歩く。
①速歩きのときは「ややきついペース」で、ゆっくり歩きのときは「リラックスして」歩くこと。
②速歩きのときは大股でゆっくり歩きのときは普通の歩幅で歩くこと。
速歩きの「ややきついペース」とは、歩いていて息が上がってくる速度で、そのまま歩いていると汗ばんでくるくらいのペースと思えばいい。速歩きのときの大股で歩くためのコツは次のようなことだ。