名古屋の老人ホームがコロナ感染拡大を食い止められた理由

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの高齢者福祉施設でのクラスターの報告が相次いでいる。そんな中、迅速な対応で感染拡大を食い止めた施設がある。名古屋市東区の住宅型有料老人ホーム「あんしんせいかつ葵」だ。運営する「メグラス」社長の中島加織氏にどういう対策を取ったのか、話を聞いた。

 昨年11月14日、「あんしんせいかつ葵」の職員が夜勤明けで帰宅したところ、職員の同居人が「コロナ陽性」と判明。職員はすぐに会社に報告し、症状はなかったものの、濃厚接触の疑いで自宅待機となった。

 16日に発熱があったためPCR検査を受け、翌17日にはコロナ陽性が判明した。

「14日に報告を受けてまず行ったのは、夜勤で関わったフロア(3階、4階)をすべて立ち入り制限にする『フロア隔離態勢』です。コロナの潜伏期間を考慮して2週間、フロア隔離は職員も固定し、ほかの職員との接触もなくすよう、施設への入り方からすべて動線を変えました。同時にゾーニングも行い、フロア隔離の利用者は部屋での食事や食事介助、入浴も個別で部屋での清拭としました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…