花粉症の症状を抑えたい…きな粉と果物入りヨーグルトを
地域によっては、花粉の飛散がすでに始まっている。東京都では、2月6日から2日続けてスギ花粉の飛散が確認された。これは、過去10年間の平均よりも10日早いとか。花粉症の人にとって、数カ月間にわたるつらい日々の始まりだ。
花粉症対策の基本は、花粉を極力体内に入れないようにすること。そして、自分に合った薬を正しく飲むこと。
専門医によれば、市販薬で症状を十分に抑えられるような軽症の花粉症は少なく、たいていの人は耳鼻咽喉科で診てもらう必要がある。というのも、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみといった花粉症の症状は、1種類の薬では抑えきれず、複数種類の薬を飲まなければならないからだ。
併せて実施したいのが、腸内環境を整えること。花粉症は、本来は体を守る免疫機能が誤作動して花粉に反応し、アレルギー症状を引き起こすのが原因。腸内環境を整えて免疫機能を正常に働かせる食べ物を取れば、花粉症の症状が軽減するかもしれない。
腸内環境は、生活習慣や食生活と密接な関係がある。腸内環境を整える食べ物としては、納豆、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品、野菜や果物に多い食物繊維、ハチミツや大豆などのオリゴ糖。発酵食品にも善玉菌が含まれ、食物繊維とオリゴ糖は善玉菌のエサになる。
手軽に取るなら塩分が含まれないヨーグルトがオススメ。きな粉や季節の果物をトッピングするとなお良し。毎日こまめに取るのがポイントだ。