コロナ禍の巣ごもりトラブル「肥満」と「疲労」はお酢で解消
こうしたトラブルを解消するには、適度な運動やバランスの良い食事が欠かせないが、プラスアルファでお酢の摂取を心がけるといいようだ。
食酢や酢酸菌に詳しい広島修道大学教授の多山賢二氏は、「お酢の主成分である酢酸は、もともとエネルギー源となる物質ですが、利用されない残りの半分ぐらいは人の細胞にシグナルを与えて変化を起こすのです。そのひとつがAMPキナーゼの活性化で、これによって体はまるで運動を始めた時のように反応するのです」と言う。
AMPキナーゼの活性化は脂肪の燃焼を促進し、インスリンの感受性を向上させて血糖値の上昇を抑制する。その結果、体重が落ち、糖尿病の予防にもつながるのだ。
実際、「お酢でおいしさと健康を考える会」の調査によると、昨年11~12月の28日間連続で大さじ1杯のお酢を摂取した人の64・3%が体重の減少を記録したという。ざっと全体の3分の2ぐらいは痩せたのだ。
同調査によると、「こころの疲労感」も46・4%が改善したと回答。「からだの疲労感」は67・8%が改善したと答えている。