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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

運動パフォーマンスに布マスクが与える影響は? 専門誌報告

公開日: 更新日:

 最大酸素摂取量とは人が摂取できる1分当たりの酸素量の最大値で、この値が大きいほど強度の高い運動を、より長く行うことができます。

 解析の結果、布マスクを着用しない場合に比べ、着用して運動すると運動時間が14%短縮、最大酸素摂取量が29%低下しました。つまり、布マスクを着用していると運動パフォーマンスが低下するという結果です。

 この研究ではまた、布マスクを着用している間、被験者は息苦しさや閉塞感に伴う恐怖心を感じたと報告されています。論文著者らは、布マスクを装着する際には運動の頻度や時間、また運動の強度や種類の変更を検討すべきと結論しています。

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